建築用語集
- 用語集
よみがな | 用 語 | 解 説 |
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あしばぐみ | 足場組み | 建築の作業をする際に造る仮設の作業床や通路を組みたてること |
あすふぁると ふぇると |
アスファルトフェルト | 有機天然繊維を主原料としたフェルト状の原紙にアスファルトを染み込ませた防水、防湿材料。主に外壁などに用いられる |
あすふぁると るーふぃんぐ |
アスファルトルーフィング | フェルトにアスファルトを染み込ませた防水材料。屋根葺き下地などに用いる |
あんかーぼると | アンカーボルト | 基礎と土台を固定するための重要な金物。 建物の耐震性能に多大な影響があるため、建築基準法で設置位置や数など全て決められている |
がいしゅうぶ かたわくぐみ |
外周部型枠組み | 基礎工事の起点になる外周部に型枠を組むこと。 鉄筋の位置や内周部の型枠の位置の寸法出しなどで使用する |
かたわくかいたい | 型枠解体 | 養生期間完了後に内部型枠及び外部型枠を取り外す |
かなもの | 金物 | 上棟後、建物の歪みを取りながら固定する |
かなものけんさ | 金物検査 | 木材を固定する金物が設計図どおりに配置されているか確認する検査 |
きそこうじ | 基礎工事 | 基礎は鉄筋とコンクリートで造られる。工事の手順は、基礎が配置される部分の地面に砂利を敷き詰めて固める→捨てコンと呼ばれるコンクリートを砂利にかぶせる→配筋工事をする→基礎の形にあわせて型枠をつくる→型枠にコンクリートを流し込む(打設)、という流れとなる。配筋工事は基礎の工事の中でも比較的早い段階で行われる。なお、コンクリートを打設してから型枠をはずすまでの養生期間が、夏は3日以上、冬は5日以上とされている |
けんさずみしょう | 検査済証 | 工事完了検査で工事が法令に適合していると認めた場合に、指定確認検査機関等が7日以内に交付する書面。建築主は、原則としてそれまでの間は建築物を使用することはできない |
けんちくかくにん | 建築確認 | 地方公共団体の建築確認などを行う資格を持った職員、または指定確認検査機関が、建築計画が建築基準法に適合することを確認すること。建築主は着工前に確認を受けなければならない |
こうじかんりょう けんさ |
工事完了検査 | 建築基準法上、建築確認済証の交付を受けた建物の工事完了後に建築主が提出した工事完了届に基づき、建築主事または指定確認検査機関が、申請建物及び敷地が建築基準法関係規定に適合しているか否かの完了検査を行うこと。 適合した場合は建築主に検査済証を交付する |
ころにあるばり | コロニアル貼り | 薄い人工化粧スレート板の屋根葺き材 |
さいせき | 砕石 | 岩石などをクラッシャーによって砕いた石 |
さいせきしきこみ | 砕石敷き込み | 掘削工事後、基礎内部に砕石を敷き込み、基礎が沈まないように転圧し、地盤に地耐力を出す作業 |
さいでぃんぐ | サイディング | 建物の外壁材で、耐火性や耐水性に優れ、安価且つデザインも豊富 |
じーえる | GL | グランドラインの略。建物の基準となる高さで主に敷地の土の高さになる。設計においては定めたGLが高さ関係の基本レベルとなる |
じちんさい | 地鎮祭 | 建築・工事に先立って、土地の神にお祈りして土地を清めて建築・工事中及び以降の安全を祈願する祭 |
じなわ | 地縄 | 敷地の建物の位置を示すために張り巡らす縄 |
じばんかいりょう こうじ |
地盤改良工事 | 地盤の調査結果に応じて必要があれば地盤を改良する |
じばんちょうさ | 地盤調査 | 現場の地盤が建物を建てるに安全な状態かを調査試験や周辺の ボーリングデーター、新旧の地形図等を基に、専門家が鑑定 |
じゅうたくかしたんぽせきにんほけん | 住宅瑕疵担保責任保険 | 新築住宅に瑕疵があった場合に、補修等を行った事業者に保険金が支払われる制度。弊社は住宅保証機構鰍フまもりすまい保険に加入している |
じょうとう | 上棟 | 柱や梁など、建物の基本構造を組みあげる「建て方」の最終工程、屋根を支える最上部の棟が上がること |
すじかい | 筋交 | 地震や風圧などの水平荷重による軸組の変形を防ぎ、建物全体を強固にするために対角線方向に必ず入れる部材。釣り合いよく配置し、ねじれを生じさせないようにする必要がある |
すてこんくりーと だせつ |
捨てコンクリート打設 | コンクリートの基礎や土間を造る際、その下に前処理として打つコンクリート。基礎の中心や型枠の目印にしたり、底面を滑らかにするためのものなので、構造的な機能はない |
そとはいかんこうじ | 外配管工事 | 型枠解体後、先行して水道等の配管工事を行う |
たいあつばんこんくりーとだせつ | 耐圧盤コンクリート打設 | 鉄筋組み完了後、基礎施工範囲一面に生コンクリートを流し込み、建物の荷重を底版全体で受け止めて、面で支える。防湿・防蟻も兼ねる |
たちあがりこんくりーとだせつ | 立ち上りコンクリート打設 | 土台や柱などの重みがかかる場所を支えるためのコンクリート |
たてぐつりこみ | 建具吊り込み | 枠などに建具を取り付けること |
たてものひょうだいとうき(ひょうじとうき) | 建物表題登記(表示登記) | 建物を建てて最初にしなければならない登記。未登記の建物について初めて登記簿の表題部を新設し、所在や構造及び所有者を明らかにする登記 |
だんねつざい | 断熱材 | グラスウール:短いガラス繊維でできた綿状の断熱材 |
てっきんぐみ | 鉄筋組み | 建物の基礎工事において、基礎の強度を高めるために打ちこみ前に配筋をする基礎工事作業のこと |
どだい | 土台 | 基礎の上に敷かれた構造材で、柱から伝わる建物の荷重を基礎に伝える役割を果たす。建物を支える要となるので、防腐・防蟻対策などが重要となる |
ないぶかたわくぐみあんかーぼるとのせっち | 内部型枠組み アンカーボルトの設置 |
立ち上りコンクリートを打設するために行う |
ねぎり | 根切り | 基礎を造る際に、地面を掘削して必要な空間を造ること |
のきうら | 軒裏 | 外壁面より外に出ている屋根部分の下面 |
のきてん | 軒天 | 軒の裏側、屋根が外壁より外に出ている部分を下から見て天井に充たる部分 |
のぶち | 野縁 | 天井板をはるために、天井の裏に入る棒状の骨組 |
のぼぱん | ノボパン | 廃木材や未利用木材チップに合成樹脂接着剤を塗布して、人工的に造られた板 |
はいきんけんさ | 配筋検査 | 鉄筋コンクリート造の設計で、鉄筋の配置を決定することを「配筋」といい、その寸法や種別等を示した配筋図に基づいて正しく鉄筋が配置されているかを設計管理者によって調べる手続き。強度や耐久性に関わる重要な検査のひとつ |
はばき | 巾木 | 床と壁の継ぎ目で、壁の最下部に取り付ける細長い横板。汚れたり壊れやすい壁の下部を保護するためのもの |
はふ | 破風 | 屋根の切妻にある合掌形の装飾板。 屋根の下への雨の侵入を防ぐ |
ばるこにーぼうすいこうじ | バルコニー防水工事 | FRP防水工法:ガラス繊維強化プラスチックを使用して防水を行う工法。防水層は軽量かつ強靭、耐熱性・耐食性・耐候性などに優れている |
べたきそ | ベタ基礎 | 建物の底面全体に鉄筋コンクリートの床版をつくり、基礎としたもの。軟弱な地盤や地下水位の高い場所に採用される基礎工法 |
ぼうぎこうじ | 防蟻工事 (1回目・土台、2回目・柱) |
建物をシロアリから守るために柱や土台に薬剤を散布する工事 |
まばしら | 間柱 | 柱と柱の間に建てられる細い柱で、壁材を固定するための下地材 |
やりかた | 遣り方 | 工事を着手する前に建物の正確な位置を出す作業 |
ゆにっとばす | ユニットバス | 天井・床・壁・浴槽などが一体化している風呂 |
ようじょうきかん | 養生期間 | 生コンクリートを乾かすための期間。立ち上り生コンは、型枠で生コンの膨張を抑え込んでいるので、養生期間は重要 |